削ぎ落とす――私が常に心の中に抱いている、創作活動のテーマです。
舞台美術家、建築家、それぞれのアイデアがあるように、
フラワーアーティストにも独自の表現があります。
創り手であるフラワーアーティストは、常に自己表現者であるべきです。
花はいずれ枯れてしまうもの。
花の美しさと同時に、枯れていく儚さについても、自分なりに表現していくことが求められるのです。
「花を活けたい」という気持ちそのものを形にする。それこそが、
フラワーアーティストが取り組むべき大きな仕事ではないでしょうか。
目標を持ち、向かうでき地点が決まれば、まっしぐらに行けばいい。
「どう生きたいのか」を自分自身に真剣に問いかければ、
目標はきっと見えてくるはずです。
「花を活けてみたい」という気持ちがほんの少しでもあるのなら、あなたもぜひチャレンジしてみてください。
扉はいつでも開いています。